top of page
​【「大太郎法師黄金王手」編】

七条錦との対決に決着がつき、彼の協力を得られることになった次郎吉一行。

​ひとまず、次の目的地を決め出発の準備が整うまでは錦の城に留まることとなった。

​★☆★☆★☆

火鼠次郎吉 「火車朱色陽炎」編 次郎吉と錦の晩酌_001.jpg
火鼠次郎吉 「火車朱色陽炎」編 次郎吉と錦の晩酌_002.jpg
火鼠次郎吉 「火車朱色陽炎」編 次郎吉と錦の晩酌_003.jpg
火鼠次郎吉 「火車朱色陽炎」編 次郎吉と錦の晩酌_004.jpg

★☆★☆★☆​

翌日​

外国との貿易が盛んで、有力商人も多い南へ向かうのはどうかという錦からの提案のもと、次の目的地を決定したのだった。

しかし、道中には天下七柱で最も厄介だといわれる左京松義が統治する国があるため、海路をとることを勧められる。船は錦が手配してくれるという話になったところで彼らのもとに現れたのはーーーーーー

火鼠次郎吉 塩屋登場_001.jpg
火鼠次郎吉 塩屋登場_002.jpg
火鼠次郎吉 塩屋登場_003.jpg

七条錦と同じ天下七柱の一人、塩屋一青(しおや いっせい)であった。

すでに隠居の身となった錦の父、織江(おりえ)氏のもとに酒を飲みに来ていた彼の父、群青(ぐんじょう)氏を迎えに来たのだという。

当代の錦と一青は犬猿の仲として有名だが、七条家と塩屋家は古来より縁深く、先代も良い仲であったため、現在も国としての交流は深い。

錦は(嫌々ながらも)交易船や海路を複数所有する塩屋に協力を依頼することを思いつく。

情に厚い一青は、次郎吉の話を聞き協力を快諾。

彼の国から出発する交易船に乗り南へ向かうこととなった。

★☆★☆★

二人の天下七柱の協力もあり、無事交易船の乗船に成功した次郎吉たち。

このまま無事、南へ向かえると思った矢先ーーーーー

何者かの船が、次郎吉たちの乗る船に激突してきた。

質素で、乗組員もほとんどいないその船から降りてきたのは

天下七柱、左京松義(さきょう まつよし)とその家臣・神奈藤近(かんな ふじちか)、鳥羽長悦(とば ちょうえつ)であった。

避けたかったはずの左京氏から突如襲撃を受けた次郎吉一行は、混乱のまま彼らと戦うことになってしまった。

次郎吉・花櫛・天丸 VS 鳥羽長悦

​大和・雪間 VS 左京松義・神奈藤近

★☆★☆★

火鼠次郎吉 左京松義という男_001.jpg
火鼠次郎吉 左京松義という男_003.jpg

藤近に体液を毒に変える能力を有する妖染、「牛鬼紫苑夕霞(ぎゅうきしおんのゆうがすみ)」を使った自爆攻撃を強いる左京氏を見た大和。

正義感が強い彼が、その様子を見て耐えられるはずはなかった。

​★☆★☆★

bottom of page